容量市場とは
容量市場の経緯
- 電気は需要と供給(以下、「需給」といいます)のバランスが重要です。
- 再エネ電源は天候等に左右される不安定な電源であるため、火力発電等の安定した電源で調整し、需給バランスを安定させています。
- 火力発電所等では、老朽化も進み維持が大きな課題となっています。(建替え・改修は長い期間が必要)
需給バランスの安定化に必要な電力を集めるため、「容量市場」がスタートしました
容量市場の目的
電源投資が適切なタイミングで行われ、予め必要な供給力を確保することにより、中長期的に卸電力市場価格の安定化を実現し、電気事業者の安定した事業運営を可能とするとともに、電気料金の安定化により需要家にもメリットをもたらすことが容量市場の目的です。
容量拠出金について
容量拠出金の流れ
- 市場管理者である電力広域的運営推進機関(広域機関)が日本全体で必要な供給力(kW価値)を、容量市場における目標調達量として示し、発電事業者等が参加するオークションを通じて確保します。
- 広域機関は、発電事業者等に対しオークションの約定結果を踏まえた契約をもとに供給力の対価を交付します。
- その原資については、「容量拠出金」として、小売電気事業者、一般送配電事業者等に対し費用を請求します。
小売事業者等が発電所維持に必要な「容量拠出金」を拠出します
容量拠出金の要点整理
- 発電事業者は、条件を満たした発電所の電力がオークションで落札されると「容量確保契約金」の権利を得ることができます。
- 発電事業者は上記の「容量確保契約金」を使用し、発電所の維持管理を行います。
- 「容量確保契約金」は「容量拠出金」として各小売電気事業者等が負担します。
※「容量拠出金」は各小売電気事業者の容量のシェアに応じて決定します。
市場管理者(広域機関)HP
容量市場かいせつスペシャルサイト
お客様へのお願い
容量拠出金につきましては、需要家の皆さまに広くご負担をお願いしております。